地中海に面する港町タンジェ(タンジュール)2017.10.21-22 Tangier
アフリカと欧州を結ぶ交易で栄えた港町タンジェはモロッコ北部の海の玄関口。ジブラルタル海峡に面し、フランスやスペイン時代の名残りを残すエキゾチックな旧市街「オールド・メディア(旧市街)」が観光スポット。開放的な港町の陽気な洗礼に感激ひとしお
タンジェ(タンジュール)Tangier陽気な港町タンジェ2017.10.21
実はタンジェは歴史に翻弄された街でもある。それは地中海の入り口という要所にあったため、古くから様々な国に支配され、20世紀には列強8か国による国際管理下にも置かれた。それゆえ、自由な気風と共に危うい雰囲気も残っているのかもしれない
タンジェはジブラルタル海峡に面した港町で人口は150万人。鹿児島ほどの人口だ(モロッコ第5の都市)。対岸スペインまで約14キロで、フェリーでたったの1時間半。特に欧州からの観光客が目立つ
バスを降り、首からカメラを下げてキョロキョロしていたら、男の子たちが寄ってきた。港町に到着一番、嬉しい洗礼を受けた。甘いマスクはスペイン系の顔立ちで、アフリカのイメージからは程遠い
偶像崇拝をしないイスラム教の地で、壁一面のペインティングを発見する。港町だから、ペインティングが盛んなのか、歴史ゆえの自由な気風なのか
見ず知らずの観光客に手を振ってくれた男の子。陽気なタンジェの住民は人なつっこい と思ったら、この鉄格子。ひょっとして治安はかなり悪いのかも?(^-^;
タンジェ(タンジュール)Tangierエキゾチックな旧市街メディナ2017.10.21
ナッツのおじさんも、肉屋のお兄さんも
旧市街オールドメディナはどこも細い路地でつながっている。その細い路地を曲がりしなに、女の子が振り向いて、お茶目顔!ママも笑って、手を振ってくれた(^0^) 八百屋のおっちゃんも皆、カメラを前に笑顔を返してくれる。なんと親しみやすい街だろう。気分は全開でワクワク気分で散策
エキゾチックな色や形があふれる旧市街 いずこも同じ。子供たちはスマホのゲームに没頭中
若者の人気ヘアスタイルはてっぺんを残したソフトモヒカン 寒暖差があり、日差しが強いモロッコでは果物が甘くておいしい 旧市街の狭い道では、運搬で活躍するのはバイク
モロッコの伝統衣装ジェラバ(フード付き)に、ニット帽のおじさま。優しいまなざしがたまらない 旧メディナの屋内スークの奥は、色とりどりの豊富な品々であふれ返っていた
大賑わいの屋外スーク(市場)の果物屋さん。ここは安くておいしいにちがいない
マリファナで有名な「カフェ BABA」。不思議な香りがただよう。ローリングスト―ンズのメンバーも通ったという 不思議な色使いの路地が現れて、一瞬、足が止まる。ペインティングが盛んな港町らしいたたずまい
旧市街の門の中はスーク(市場)が拡がる プチソッコから狭い道に入ると、土産屋がひしめく
タンジェ(タンジュール)Tangier旧市街のランドマーク「グランモスク」2017.10.21
旧市街メディナの中で、最も大きな建物を誇るグランモスク。元は神学校だった 修復や増築をし、現在の姿に。タイル貼りのミナレットが美しい。残念ながら、このモスクには異教徒は入れない
タンジェ編(タンジュール)Tangierヘラクレスの洞窟2017.10.21
ヘラクレスの洞窟へ向かう途中で、可愛いモロッコの三人組を発見。「写してもいい?」と尋ねると、「Sure!」の嬉しい返事。さっそく撮影したのがこの一枚。そして、びっくりしたことに、今度は一緒に撮りましょうと言うではないか(・0・)。三人組の真ん中に入れられて、シャカシャカと3台のスマホの自撮り撮影が始まった。自分が被写体にされたのは初体験!チビな日本の中年おばさんと、モロッコ三人組の画像はSNSに流れたのだろうか?
波で浸食されてできた洞窟の穴はアフリカを逆さにした形に見える。ギリシャ神話で、ヘラクレス(入り口にイラスト)が12の功業を成し遂げてここで休んだという由来の場所だ。ライティングされた石灰岩の洞穴は結構、規模が大きくて、予想外に見応えがあった
nabeさんのUチューブ
<ヘラクレスの洞穴>  2017.10.21
ライティングされたヘラクレスの洞穴
左画像や、上の青いタイトル文字をクリックすると、nabeさんのUチューブが開きます。
ヘラクレスの洞窟から、少しバスで走ると、見事な海岸線が広がっていた
タンジェ(タンジュール)Tangierスパルテル岬2017.10.21
アフリカ北端の、大西洋と地中海がぶつかる地点がスパルテル岬。ジブラルタル海峡を隔てて、灯台の後ろにイベリア半島がうっすらと臨めた
タンジェ(タンジュール)Tangier豪華ランチに舌鼓2017.10.21
レストラン「メルハバ」ではモロッコ伝統音楽が演奏され、店内は高級感たっぷり。ランチはモロッコサラダと、メルルのフライ。メルルはタラの仲間で、レモンを絞ると、さっぱりしていておいしい
タンジェTangierレス アルモハデス シティ センター タンジェ ホテル2017.10.21
ホテルの目の前に拡がるタンジェ湾。10月で東京並みの秋の陽気なのに、子供2人が水着で波とたわむれていた。そんな子供たちを髪も体もすっぽりと覆ったモロッコのおば様3人組が座り込んで眺めている。夕刻の日差しが刻々と長い影を伸ばし、心地よい風に吹かれつつ、しばしnabeさんと2人だけの散策を楽しんだ
ホテルは5つ星らしく、十分な広さの部屋で、家具も落ち着いていて、快適に過ごす。ビュッフェもタジン料理など、種類も豊富 こちらは朝食。おいしいオレンジジュースとともにたっぷり食べる
タンジェに滞在したのはちょうど土曜日。外がうるさいので、窓からのぞくと、町に繰り出した若者たちがうろうろと集結していた。彼らが道路を横切るたび、車のホーンが鳴り続けていた

4.全てが青い街シャウエンと白い街ティトゥアンChefchaouen

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