雨でつやつやとした新緑の竹林に囲まれた竹寺。ちょうど今が旬のたけのこをはじめ、ふきやもみじなどの山野草をたっぷりと使った精進料理を食べてきました。竹の器に添えられた短冊やお花たち、住職様の説法など、見事なまでの、心のこもった精進料理でした(^−^)。
2010/4/30up 渡辺京子
No.1
雨が降るともつゆ知らず(^^;) 2010.4.29
昨夜からの雨がカラリと晴れ、自宅を元気に出発。花小金井までバスで行き、花小金井駅から所沢経由で飯能駅へ(西武新宿線・池袋線 花小金井発8:40 飯能着9:05)。電車はすいていて、全員着席。まずはおしゃべりから旅がスタート!
飯能からバスで35分 2010.4.29
飯能でトイレタイムをとり、飯能駅9:30発の中沢行きの国際興業バスに乗車。ここでも全員着席。のどかな田園風景をながめながら、終点中沢へ(半数以上の方がすやすやと眠りの中へ)。途中、フロントガラスに小雨がぱらつき、不安に(;_;)。10:05終点中沢バス停に到着した折には雨も本格的に(T_T)。竹寺のお迎えのバスが来ていたものの、日差しも明るく、やみそうだったので、全員、歩くことにしました
雨に打たれた竹寺40分ウォーク(;_;) 2010.4.29
カッパや傘をさして、のぼり坂をテクテク。「子の権現(ねのごんげん:日本一の鉄のワラジをもち、標高640mの山頂にある)」と竹寺の分岐点を越えた辺りで雨足は更に激しくなり、雨に濡れた足元を見つめながら、黙々と歩くのみ(;_;)。舗装道路で、ぬかるみがないのがせめてもの救い。木々は雨に濡れて、ひときわ新緑がまばゆい
一つの茎から二本の可憐な白い花を咲かせる「二輪草」。お墓の周りに群生していて、いっとき、足をとめて、にわか撮影会(^^) うっそうと茂る木々のためか、どこもかしこもびっしりと「苔カバー」
竹寺近くなると、駐車車を通る本道の右手に、竹林を通る近道があります。きちんと整備されているので、歩きにくいことはありません。雨の日でもこちらの近道コースのほうが俄然お薦め。思わず、竹取物語を思い出します
やっと竹寺に到着 2010.4.29
40分ほど歩いてようやく竹寺へ到着。竹林から抜けると、本坊のわらぶき屋根が目に飛び込みます。竹寺は明治時代に出された神仏分離令が山奥のために届かず、神仏習合(習合:土着の信仰と仏教の信仰を折衷し、一つの信仰体系として再構成されること)が残る珍しいお寺です。そのため、日々の祈祷は神主の祝詞でなく、住職のお経だそうです 竹寺らしい竹造りの鳥居。この竹の鳥居をくぐって、本殿へ向かいます。ここも雨が降っていてもきちんと整備してあるので、歩きやすくて安心
武蔵野観音霊場の三十三番結願所。武蔵野観音は石神井公園付近から奥武蔵の山へと続く。 本尊は牛頭天王(ごずてんのう)の「天王さま」。このブロンズ像は平成4年、中国人民有志により寄贈されたものだそうです。右は紙のお札がいっぱい貼られた弁天堂
牛頭天王本殿を前に、撮影をする樋さんと、両手を合わせてお参りをする町さん 山岳信仰の道場として千年余りの歴史をもつ竹寺。本殿は平成11年に焼失し、平成15年に再建されたもの
山肌をところどころピンクに染めているのは桜。遠くには連なる山々の尾根も見えます。短冊は精進料理に添えられていたもの。ここからお天気がよいと、東京タワーやサンシャインのビルが見えるとか・・・
・・・ということで、さっそく竹の望遠鏡をのぞいてみました。むむむ?レンズなし(^^;) ありり? 竹寺には全部で3か所ほど、竹の望遠鏡が置いてあります。口々に「見えた?」の声(^^;)
竹に負けじとトーテンポールがすっくと伸びて、真ん中には牛頭天王さま 真紅の見事なモミジ。これだけの色合いのモミジには中々出会えません 珍しい「黒竹(くろちく)」。茎が細く黒味を帯びてます。細くて丈夫だとか

竹寺会食会その2

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