No.3 躍動感溢れる「青森のねぶた祭」その1(2009.8.5)
6日間の期間に例年300万人以上の人が訪問するねぶた祭。見た者を圧倒せずにはおかない闇に光る巨大なねぶた。その巨大な像が交差点で勢いよく回転するのだからたまらない(^0^)。運良く交差点の20センチの隙間に身体をもぐりこませ、その躍動感溢れるねぶた祭を手を伸ばせば届くほどの距離から見てきました。

それにしてもなんと陽気なお祭なんでしょう(^−^)。「ラッセラー、ラッセラー!」と片足のケンケン飛びのようにハネるハネトたちにまけじと、観客も大きな声で「ラッセラー、ラッセラー」とハネトたちをあおるんです。互いに「ラッセラー、ラッセラー」とあおり、あおられ、お祭は更にヒートアップしていきました(^0^)
@しばし十和田湖と奥入瀬観光(2009.8.5)
盛岡から青森に向う途中で十和田湖めぐりの船に乗船(オプション)。曇りのため、景色はイマイチ。でも、久し振りの船に気分は上々(^^)。ツアーならではのテンコ盛り企画 十和田湖に生息していたのはサワガニだけだったそうで、現在生息しているニジマスなどは人間が放流したもの。しばしバスの小さな空間から開放されて、ボーっとひと息 こちらが湖畔に立つ高村光太郎の「乙女の像」。「鏡のようだ!」と湖を評した光太郎が、鏡のように、一対の少女像を作成したとか
高さが7m、幅が20mの十和田湖を源流とする奥入瀬川唯一の瀧。ほぼ直角なので、魚が上れず「魚止めの瀧」と名づけられた 奥入瀬の渓谷沿いを散策。こんもりとした緑の木々の合間から木漏れ日が透けて、しばし暑さを忘れます。橋も、木も、緑の苔だらけ。雲井の滝、白布の滝、白糸の滝・・・と忙しく添乗員さんが滝を説明していました(^^;)
A青森ねぶた祭のプロローグ(2009.8.5)
ねぶた祭の拠点のひとつ「アスパム」。この建物の裏手の「ねぶたラッセランド」がねぶたの集合場所。アスパムの中では青森の物産品や屋台もたくさん。わたしは「チャンチャ焼き(イカ焼き)」とホタテ焼きと地ビールでひとまず腹ごしらえ 上:「一念寺」の前に鎮座していたお地蔵様も着飾って準備OK?(^^)

下:アスパムの前では、丸ごとのイカ(チャンチャ焼き)やさざえ、ほたてなどの炭火焼から香ばしい香りが立ち込めてました
ねぶた祭には欠かせない「金魚ねぶた」。昔は門口に立てて、ねぶたが回ってくるのを待っていたとか。金を運ぶ魚、金運魚ということで、「幸せを呼ぶ魚であった。現在はちょうちんとして商店にぶら下がっていて、ひょうきんな顔が可愛い(^^)
あちこちで高校生の可愛い売り子さんとよく出会いました。幸運の鈴や、ねぶた柄のバスタオルを黄色い声で元気いっぱい売ってます(^^) アスパムの裏手の「ねぶたラッセランド」には、ねぶたを格納する大きな倉庫がずらりと並んでいて、中には出番を待つねぶたや、既に倉庫から出て、ラッセランドでのお披露目を待つねぶたなど、本番前のざわめきが始まってました
ハネトたちの服装は、頭に花笠、揃いの浴衣を腰までたくし上げて、ピンクやブルーのおこしを見せて、ピンクなどのたすき掛けをして、足元は白足袋と草履と豆絞り(草履が抜けないように) まだ、開幕までに3時間以上もあるのに、集合場所に向うねぶたがいれば、ハネトや観光客も続々と終結してきて、通りはもう大賑わい
どの子も、赤のたすきや、黄色いおこしに、「1年を幸せに過ごせる」という鈴をいっぱいつけてます(^=^) 浴衣を腰までたくしあげているので、まるでブルーやピンクのおこしがミニスカートみたいで可愛い(^^)
おまわりさんの数も半端じゃありません。でも、一度もケンカなどの騒動は見ませんでした。温厚な地だから? こちらは囃子方さんたち。お揃いのはっぴに、長ダコに黒足袋と草履。豆絞りの手ぬぐいをキリリと締めてます ねぶたが大回転するというこの交差点に20cmほどの隙間を発見。身体を潜り込ませて、棒立ちで撮影(^^;)
子連れの囃子方さん(^^)。実は、前方に見えるのはCCレモンのねぶたです(^^) これでもかというぐらいに飾り付けをした花笠。実は4000円で貸衣装を借りれば誰でもハネトになれるんですよ ママに帯を締めてもらっている女の子も囃子方さん。衣装で、ハネトか、囃子方か、見分けがつきます
Bねぶた、参上!(2009.8.5)
巨大な光る張子人形・ねぶたが登場!それもここは交差点なので、台車の曳き手の若者たちが紅白の棒を持って、勢いつけて、入ってきます。思わず、圧倒されて、口から感嘆のため息! 制限は高さ5m、奥行7m、幅9mというから、その巨大さが想像できますよね。こちらは以前賞をとった「大物浦の戦い」のねぶた
紅白の棒を押して、回転が始まると、ねぶたは大きく傾く ねぶたの後には8台の太鼓を載せた山車が続く。その太鼓の後ろに、太鼓、笛、手振り鉦の囃子方が続く
灰皿のような形の手振り鉦(ジャガラギ・テビラガネとも言う)で演奏する囃子方には結構子供の姿が目立つ 囃子の後ろには大群のハネトたち。全員踊るものと思っていたら、ゾロゾロ歩くだけの人もいて、びっくり(^^;)
結構、キャラクターものも登場。後ろは「じゃがりこ」の小物ねぶた 「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声で右足と左足を交互に二回づつケンケン飛びをするようなハネトの踊り。これなら誰でもすぐに踊れます(^^)。要は元気に楽しく踊れる人なら、みんなおいでよ!ということなのかも(^^)
ねぶたの基本は人形が2体。互いがにらみ合い、1体が口を開けていれば、もう1体は口を閉じているという組み合わせ。「難陀竜王」は2匹の竜との絡み合いになっていて斬新です。8/5は21台の大型ねぶたが出場しました
燃え立つようなねぶたの前で演奏をする囃子方さんたち。摺るように手振り鉦を鳴らす囃子方には子供が多い 1年無事に過ごせるという「鈴」を配る「鈴まき」さん。見つけたら、思い切り叫んで手を伸ばして鈴をもらいましょう(^^)
なんと華やかで、陽気で、親しみやすいお祭だったことでしょう・・・一辺で大好きなお祭になっちゃいました(^^)。貸衣装で誰でもが参加できるという、垣根の低さもいいですよね。何より、若いハネトたちが目が合うと、笑顔で手を振ってくれるのが楽しいですね(^0^)
手振り鉦を演奏しながら、見事な躍りを披露する「サンロード」の囃子方 青森市役所の笛の囃子方は人数も揃っていて、気合もいっぱいでした(^^)
日立のねぶたと囃子方の一行。オレンジのハッピと黒帯が小粋でした。7台の太鼓を一斉に鳴らすバチのしなり、見えますか?(^^)

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