地下8階もある、キリスト教信者たちの隠れ家「地下都市カイマクル」(2008.11.6)
攻め込まれないよう小さな入り口だったものを後世広くした かがんで穴から出てくるnabeさん
かって迫害された5000人以上ものキリスト教徒たちが暮らしたという地下都市。地下8階の内、まだ地下3階までしか発掘されていない。台所、貯蔵庫、ワイナリー、教会など、全てが揃っている。小さな通路をくぐって、迷路めぐりの見学は結構楽しい(^0^) とにかく通路が狭いのでかがまないと岩に頭がぶつかってしまう。通路の他に、空気口(通風口は長さが40mもあるという)や上下の連絡用の穴など、まるでアリの巣状態の迷路(^^;)。攻められても大方の人は逃げおおせるだろうな、と納得
地下都市カイマルクの入り口にはおみやげ屋さんがいっぱい 最初10個千円だった目玉のナザール・ポンジュは最後は20個千円だったとか
要塞の町ウチヒサールと鳩の谷(2008.11.6)
無数に穴の開いた岩々を見れば、昔、人々が住んでいた痕跡が見て取れる。この頂上の塔の岩山には、数十年前まで実際に人が住んでいたという。今は、無数に開いた穴は、鳩の住みかとなり、鳩のふんが栄養に乏しいカッパドキアの貴重な肥料となっているそうだ
景色に溶け込んでいた二人 鳩を誘うための壺の木?
ウチヒサールを臨む丘に立っていた、トルコのお守りの目玉の「ナザール・ポンジュウ」の木? 火山灰の大地が長い間、風雨にさらされ、なめらかな白い岩肌となった鳩の谷。岩肌をくりぬき、たくさんの住居が作られた
洞窟レストラン
火山灰と言えども、こんな大きくくり抜けるのかしら、と疑いたくなるほどの広さ(^^;) 肉のつぼ焼きのランチと白いプリン。薦められてカッパドキア産ワインを飲んでみるが、お土産にするほどの味ではない?(^^;)
カッパドキアのらくだ岩やきのこ岩の奇岩(2008.11.6)
火山によって生成された凝灰岩や溶岩の層が長い時を経て浸食され、柔らかい部分が削り取られ、堅い部分が残ることででき上がったカッパドキアの奇岩群。日本名では「きのこ岩」として有名。ヨーロッパの人々からは、妖精が住んでいたという言い伝えから「妖精のえんとつ」と呼ばれている
自然の不思議を感じさせる「のっぽのきのこ岩」。てっぺんの岩のすき間を望遠でのぞいたら、スズメたちがたくさん隠れてました(^^) 夕日を浴びて、ピンクがかってきたきのこ岩。住居としての穴が見えますか?後ろの人間と比べるとこの岩の巨大さがわかりますよね?(^^;)
お城か、マンションのよう。住居跡の穴も見えますね
ユニークな形の岩からさまざまな動物を連想させてくれる「イマジネーションの谷」。その中でもシンボル的存在の「らくだ岩」。この奇岩の一帯をトレッキングしている人たちをよく見かけました。人気コースだそうです 「イマジネーションの谷」のデヴレントを眺めると、隠れ家としての洞窟住居跡が、マントをまとったキリスト教徒たちの黙々と歩く行列のようにも見えてきます
商魂たくましいトルコ人(^^)。どこへ行っても売店で頑張ってます。特に歩き疲れた後のドンドゥルマはおいしい
ギョレメ野外博物館(2008.11.6)
イスラム教の圧迫から逃れたキリスト教徒たちが作った洞窟の教会や修道院は400-500もの数だったとか。現在では約30ほどが残っていて、野外博物館として公開されている
教会の入り口の上にフレスコ画が見えますか? 偶像崇拝を禁じるイスラム教によって、目や顔を削られた、痛々しいフレスコ画 なぜか、彩色も鮮やかなままに削られることなく残っているフレスコ画もありました
ギョレメ野外博物館は規模が大きく、サンダルの教会、暗闇の教会、へびの教会、リンゴの教会、パルバラ教会、バジル教会、ウズラル聖堂、礼拝堂とたくさんの建物で成り立ってます。5時の閉館間際になってしまい、またまた駆け足で回ってきました(^^;)
ギョレメ博物館へ向かう道で、現在も住んでいるという洞窟住居があって、その住居の上に月とジェット雲を発見(^^) 更に望遠レンズで迫ってみると、岩の窓からカーテンや国旗などが見え、人の住んでいる気配が伝わってきて感動(^^)。ちなみに岩の家は冬暖かく、夏涼しいとか
バスの中からの撮影なので、多少のボケあり(^^;)。光がともり始めた岩に囲まれたカッパドキアの夕暮れ
二人だけでセマー(旋舞)セレモニーを見にレストランへ
ホテルからタクシーに乗り、レストランへ。日本人はわたしたちだけ(^^;)。隣に座ったイタリア人夫婦と会話がはずみ、「日本に先月行ったのよ」「あら、わたしたちは去年イタリアに行ったんです」などと、セマーが始まるしばしのひととき、おしゃべりを楽しみました ところで、セマーは厳粛な宗教儀式。照明を消し、真っ暗な中で厳かに始まった時、心ない観光客がコソコソとおしゃべりを始めたので、「シ!シッ!」と何度も店の人に注意されてました(^^;)
実際に踊るセマーは3名で渦(引力?)のような力を感じましたが、撮影用に踊るのはひとりだけ(^^;)。でも、黙々と回る続ける彼は本番さながらに陶酔した表情。右下の赤いマットの上に位の高い僧が座っていました
バレーのように左足を軸足にし、規則正しく右足で擦るように回転 旋舞を終えると、コートをはおり、視線は落としたまま、おごそかに退場 見終わると、チャイが振舞われて、1時間ほどのセレモニーが終了


次はカッパドキアのバルーン

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