No.2 宗谷岬で早朝出会ったキタキツネとエゾシカ(2008.8.14)
この旅行中、目覚まし代わりの携帯を朝4時にセットし、せっせと早朝の散策に出かけました。「早起きは三文の徳」とはよく言ったもの。早起きのおかげでこの日はキタキツネとエゾシカに出会うことができました。
昨夜の雨もどうにか晴れ、曇ってはいるものの、ほっとひと安心。午前4時過ぎなので宗谷岬の町にはまだ明かりがともったまま 高いほうが朝日は見えやすいはず、とペンション裏手の高台に上ると、そこは海軍の慰霊碑のある大きな公園。
なんと、小高い展望台の丘にぽつんと動物の姿が!
よーく見るとなんとキタキツネ!ここがテリトリーなのか、他の3匹が退散しても、じっと居座ったまま
アルメリアが咲き誇る公園。和名ハマカンザシ。遠方に見えるのは水車の形をした素敵なゲストハウス すっかりくつろいで休めのポーズ(^^;)。宿の人も「昨日は庭に来てました」とのこと。ほとんどワンちゃん化? でも、散歩中の犬が現れたとたん、耳をピンと張って、顔つきも一変
思い切って、2mまで近づいて撮影。逃げようともせず、こちらを見つめるだけ(^^;)。肉食のキタキツネにとって、わたしは餌の一種かも?(^^;) 今度はエゾシカの親子5ひきがどこからともなく現れました。今から朝の食事みたいです。夏なので毛は茶色。冬になると灰褐色になるのもエゾシカの特徴。
犬が立ち去って、また舞い戻ってきたキタキツネ。今度は用心深くあたりを注視 芝やアルメリアの花を悠々と食べて、みんなで連れ立って帰っていきました
まだまだここ宗谷岬は自然がいっぱいなんですね。ところでキタキツネは肉食。観光客がスナックなどお菓子をあげると、それが下剤として働いてしまい、結果的に体力が除々に落ち、疥癬(かいせん)という皮膚病に冒されてしまうそうです。

現在キタキツネの間に疥癬(かいせん)が流行し、キタキツネの数が減ってきているとのこと。「もしキタキツネに会っても絶対にえさをあげないでください!」とネットに書いてありました。自然の動物たちが住んでいた場所を乗っ取ってしまったのはわたしたち人間。今度は、残された動物たちをわたしたちが守る番かもしれませんね(^^)

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