No.1 稚内とノシャップ岬と宗谷岬
稚内はアイヌ語で「ヤムワッカナイ」の「冷たい水の流れる沢」という意味だとか。年平均7℃ほどしかなく、樹木も生えず代わりに笹やぶが地表を覆う。到着した日はあいにくの雨。まずは稚内駅南側の「海鮮・夢広場」で即刻ウニを満喫してから、タクシーでノシャップ岬へ。
ノシャップ岬はアイヌ語で「ノッ・シャム」といい、岬がアゴのように突き出た所という意味。北海道訪問の第1日目はビニール合羽で歩き回りました(^^;)。
雨の中の稚内とノシャップ岬(2008.8.14)
稚内駅南にある「夢広場」はカウンターや座敷があり、ネタもおいしく、帰路もまた立ち寄りました(^^)。 座敷にはロシア人とおぼしき人も。いけすにはカニがいっぱい。地元の人にも人気のお店のようです お奨めは、貝好きにはたまらない特上刺身定食1680円。nabeさんは海鮮どんぶり1680円を注文
蒸し暑い東京と違って、小雨の稚内駅は肌寒いほど。タクシーの運転手さんいわく「昨日まで晴れてたんですけどねぇ(^^;)」。「え、寒いですか?土地の人はこの程度なら「暑い」って言いますよ」と笑ってました。馬糞ウニを「ガンゼ」と呼ぶと教えてくれたのも、この運転手さん。ところで稚内の駅前で不思議なバイク用人力車?を発見 さっそくノシャップ岬にある水族館へ。鼻腔を広げたり閉じたりしつつ、不動の姿勢で立っていたゴマアザラシ。思いっきり鼻の穴が開くのを待って、シャッターをカチッ。
今回、礼文でレンタカーを使って、海岸を探し回ったものの、野生のアザラシやトドには会えませんでした
この水族館、金魚や熱帯魚もしっかり展示されていて唖然(ーー;)。でも、思いがけずクリオネに会えました(^^)。撮影禁止だったので丈夫そうなものだけ写してきました(おい) オホーツク海は海の幸の宝庫。3月上旬までの厳寒の季節、流氷の下で盛んに繁殖するプランクトンが魚介類の餌になるからだそうです
ノシャップ岬で食べた「オホーツクの塩アイス」。北海道はソフトクリームもアイスもおいしくて困ってしまう(^^;) 稚内駅から海に向かうと、巨大なコンクリートの柱の北防波堤ドームが目に付きます。正式には以前の港の跡地の建造物とか 稚内からバスで1580円。宗谷岬はアイヌ語「ソーヤ」で、「岩礁の海岸」の意。「日本最北端の地」はただ今、気温14度。ウインドブレーカーを着込む
ペンション海峡は一泊7875円。それなのに、丸ごとの中ぶりの毛ガニがお膳に(・_・)。カニ味噌もしっかり入っていて美味! タコしゃぶ、ボタン海老を頬張る(^−^) 稚内からちょっと遠いのが難点?でも、べらぼうに安い料金は魅力。バスタオルが備えてないのでその旨尋ねてみたら、ちゃんと二人分貸してくれました(^^)
朝の散歩で見つけた「タカネナデシコ」
こちらは「エゾキリンソウ」。やっと花の名が判明しました(^^;) 日本最北端の駐在所。北海道滞在中、おまわりさんを見たのは空港内だけ。それだけ安全ってことかも 豪雪の土地柄、玄関はニ重構造。今の時期はちょうど温室のよう(^^)。どのお宅もきれいにお花を飾ってます
家の裏手の山の斜面には雪止め?の柵が立てられてました。豪雪時、雪がすべり落ちないための工夫? 道路にころがっていた帆立貝の殻。玄関口に砕いて敷き詰めているお宅もありました
宗谷岬も漁業の町なので、港には船もいっぱい。この浮き輪、やたら大きいですよね(^^;)。荒れた海にも耐える大きさだとか? 宗谷岬の正面にある水色のトンガリ屋根のお店には奥にマイナス9.4度の大きな冷凍室があり、本物の氷河が展示されてます(無料)。トドの剥製など、迫力満点
宗谷岬の「思い出帳」に書かれていた文面を紹介します。
「2008.4.13(日) 60歳の定年退職です。A.M6時に出発しました。日本列島徒歩で日本最南端石垣島まで行きます。日本最北端宗谷岬→日本最東端の納沙布岬→延々と47都道府県を必ず通り、その県の〒局で貯金(100円)し、記念の押印を与那国島をまわり、ゴールの最南端「波照間島」まで頑張ります。山形県人です」
お庭をちょっと拝見。風を防ぐ高い塀の中ではお花が咲き誇ってました 夏だからか、宗谷岬にはバイクやサイクリング族がいっぱい。バスなど本数も少なく、北海道では貴重な足かも いかがですか?世の中にはこんな方もいらっしゃるですね。わたしたちも大きな夢、持ちたいですね(^0^)

次は No.2 宗谷岬で出会ったキタキツネとエゾシカ

稚内・利尻・礼文のTOP 旅いろいろTOPページへ アイビーネットへ戻る