2018.6.12
No.7

最近、中年の女性に増大している「肺MAC症」とは?


※以下、イラストはネットより拝借
聞きなれない病名の「肺MAC症」ですが、不思議なことに、元来健康だった中高年の女性の発症が近年、増大しているんだそうです。症状がない中年女性が健康診断で気管支拡張や慢性気管支炎を指摘されたり、突然、少量の血痰が出て、初めて、「肺MAC症」であることがわかることも多いそうです。

では、「肺MAC症」とは、どんな病気なのか、ネットで調べてみました。

「肺MAC症」はどんな病気か?
  
結核菌やライ菌以外の非結核性抗酸菌に感染すると、非結核性抗酸症を発症します。
その非結核性抗酸症の7割以上が、日本に多い菌種「マイコバクテリウム・アビウム」と「マイコバクテリウム・イントラセルラレ」の2つの菌によるため、「肺MAC症」と呼んでいます。

肺MAC症になっても、症状がまったく出ない人から、セキ、タン、倦怠感、微熱、体重減少がみられる人もいます。症状が軽いため、本人は気づかず、健康診断で気管支の病変が見つかる場合も多いようです。
初期には、肺の部位にブツブツが出たり、気管支拡張が見られます。

人から人へは移りません

非結核性抗酸菌なので、人から人へは移りませんので、日常通りの生活を送ることができます。会社勤務や旅行なども問題ありません。

どこにでもいる「MAC菌」を吸い込まないためには?

実は、原因のMAC菌は、水中や土壌など、どこにでも存在しています。特に、浴室や庭の土などに多く存在しますので、お風呂に入ったら、早めにお湯を捨て、常時換気扇を使用し、乾燥させることが大切です。シャワーヘッドなどのぬめぬめしたところで42℃の環境で繁殖しますので、浴室を清潔にしましょう。
また、シャワーヘッドや浴室内を掃除する際には、菌を吸い込まないよう、浴室掃除の際にはマスクの着用がよいそうです。土いじりの折にもマスクを着用したほうがよいですね。

ふだんの生活で心がけることは?

菌を大量に吸い込まないようにする以外、特に必要なことはありません。
年齢に見合った健康作りに気をつけることと、身体を動かして筋力を維持し、呼吸の力を落とさないようにすることが大切です。食事にも気を配り、睡眠にも気をつけて、楽しい生活を送るようにしましょう。

インフルエンザの予防注射などは受けた方がよい?

慢性的な肺の病気なので、インフルエンザや肺炎球菌の予防注射は必ず受けましょう。

近年なぜ「肺MAC症」が増大しているのか、原因は不明!

世界的にみると、肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)の患者が増大しています。日本では、2007年には10万人に5.7人でしたが、2014年には、10万人に14.7人と、約2.6倍に増えています。

この中でも、肺MAC症の人は、10万人に対し、13.3%。つまり、肺非結核性抗酸菌の上昇は、肺MAC症の増加が主な原因となっています。ただ、なぜ肺MAC症が増えているのか、現在は原因がわかっていません。

「肺MAC症」という病気が中年の女性に増大していること、MAC菌が浴室や土に多くいることを認識して、肺マック症にかからないよう、普段の生活を見直すことが大切かもしれませんね。

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