年末に大掃除を考えてらっしゃる方も多いはず。でも、年末の忙しい時の大掃除は大変。まして、高い所に乗って、ケガでもしたら大変。お金で済むことなら、家事のお手伝いサービスの利用もひとつの手段かもしれませんね。
最近では、一人暮らしの親のために、家事代行サービスを利用している人も多いそうです。「一人暮らす母の話し相手になってもらえて心強い」と家事だけではなく、日常会話をお願いすることもできるとか。
最近の家事代行サービスには、家事以外にも、散歩や通院の付き添いといった付加サービスを提供する例も増えているそうです。料金体系を知り、自分にあったプランを選ぶことができるよう、日経記事の中から役立ちそうな情報をお知らせしたいと思います。
家事代行利用者の一例
Aさんは、一人暮らしの母のために、数年前から家事代行サービスを利用しています。
部屋やお風呂の掃除、ゴミ出しなどに加え、母親と日常会話をしてもらうよう依頼しました。
1回2時間、週に1度のペースで利用。1ヶ月にかかる費用は3万円強だそうです。
Aさんはふだんの自分の家事に追われ、なかなか母親の様子を見に行くことができないため、スタッフが定期的に足を運んでくれる家事代行を利用することにしたのだそうです。
家事代行サービスの内容は?
家事代行サービスとは、家庭にある用具を使って、洗濯や掃除、食事の準備など、一般的な家事の手助けをします。共働き世帯や単身赴任など、幅広い層で利用が増える中でシニア向けのプランも多数登場。高齢者に対応するスタッフさんのスキルアップに努める事業者も増えているそうです。
Aさんが利用するダスキンでは、原則65歳以上を対象とする専用サービスも提供。一般的な家事にはじまり、散歩や通院の付き添い、食事や歩行の介助、夜間の見守りなどに至るまで幅広いサービスを提供しています。
1回2時間から利用することができて、日中の基本料金は東京都の場合、1時間3780円(税込み)となっています。
他の事業者のシニア向け家事代行サービスは?
Aさんのように親のために契約する例は多く、その場合、公的介護保険で要介護などの認定を受けている人が「介護保険のサービスと併用する例も目立つ」そうです。
家事や清掃の代行など幅広いプランを展開する長谷川興産では、シニア向けに「マイ暮らす・親孝行プラン」を用意し、65歳以上が対象で、食事の準備を除いた一般的な家事を手がけています。1回2時間から利用することができて、料金は1時間3402円です。
現役世代向けの同様のプランより料金は1割ほど安く設定。
食事の準備や後片付けをメインにする「ウチごはん」は料金が1時間あたり4860円となっています。
「シニアサポートR60」というメニューを用意しているのは「ペアーズ」。シニア向けの家事支援を提供し、1回最低1時間から利用することができて、月2回以上の定期コースも用意されています。料金は単発が1時間あたり4320円、定期が1時間あたり3564円。
他にシルバー人材センターも家事代行サービスを行っています
全国の市区町村ごとに設置されている公益社団法人「シルバー人材センター」も家事代行サービスを提供しているのをご存知ですか?
地域のセンターに登録された60歳以上のスタッフが手伝いに赴くのが通常ですが、地元で同世代の人から手伝いを受けられ、共通の話題も見つかりやすい。ただ、選べるサービスが地域によって異なる点がデメリットにもなっています。
料金は1時間1000~1600円程度とお手ごろな点が魅力です。
手助けが必要ならば、まず最寄のセンターで電話で問い合わせるとよいでしょう。
まずは簡単なことから利用して、困った時の助っ人として利用できるよう、システムを知っておくことも大切かもしれませんね。
整理・収納を専門とする「整理ing(セイリング)」
特定分野に絞ったサービスを提供している事業所もあります。
家事代行を手がけるミニメイド・サービスは、整理・収納を専門とする「整理ing」を展開しています。
NPO法人ハウスキーピング協会の認定資格「整理収納アドバイザー1級」の資格を持つスタッフが部屋やキッチンの片付けにあたります。基本料金は1回3時間からで1時間5400円です。
整理・収納の内容を提案する「企画・デザイン料」が加算されます。
最近はシニア層の間で、残される家族に迷惑をかけないよう持ち物をきれいにしておく「生前整理」に対する関心も高まっています。
家の整理は手間がかかり、高齢者には大きな負担。有料の外部サービスを利用して、思い通りの整理をしてみてはいかがでしょうか(^0^)。 |