「モロッコの楽園」マラケシュ2017.10.27-28Marrākish
モロッコの楽園・マラケシュ。城壁に囲まれた旧市街の中心にあるジャマ・エル・フナ広場はものすごい人とモノであふれ返る。屋台が並び、大道芸などすさまじい騒ぎだ。広場を見渡す階段に腰かけ、モロッコの人たちとペロペロキャンディーでなごやかな交流を楽しんだ
マラケシュMarrākishジャマ・エル・フナ広場のにぎわい2017.10.27-28
金曜の夜も混んでいたが、土曜日はまだ日中だというのに、地元の人や観光客が続々と集まって来る
アラビア語で「死人たちの広場」という意味の広場は、かつては、公開処刑場であった。ヘビ使いの笛の音(ね)、ボコボコと風船を叩く音、ロバ車のシャンシャンという鈴の音(ね)、バイクの音など、雑然とした音に取り囲まれる※全景を臨めるカフェ グランシェよりフナ広場の右側を撮影
ようやく屋台が準備を終えて、モクモクと白い煙が立ち上る ※カフェ グランシェよりフナ広場の左側を撮影
日が暮れると、佳境に入り、屋台や出店の人たちもいそいそと活気づく
マラケシュMarrākish市民も観光客も楽しいジャマ エル フナ広場2017.10.27-28
農業国だけあって、オレンジジュースのおいしさは半端じゃない。1杯4DH(50円ほど)という激安価格。ただ、5DH(ディラハム)札を出したら、お釣りは諦めよう(^-^; 高級なドライフルーツも、モロッコではお手頃価格。デーツ、イチジク、アンズ、ナッツ類など、種類も豊富。もちろん、このお兄ちゃんからアーモンドを購入
不安定な並べ方がおもしろい
怪しくゆらめく光が誘うランプショップ
一番の人だかりのボトル釣り。大の大人が真剣勝負。釣り糸の先の小さな輪っかでボトルの蓋を引っかけて、釣る あちこちでタジン鍋を見かける。小さいものは10DH(120円ほど)で嘘みたいな価格
nabeさんのUチューブ
<大賑わいのジャマ・エル・フナ広場> 2017.10.27-28
モロッコの人たちもいっぱい、すごい人出です
左画像や、上の青いタイトル文字をクリックすると、nabeさんのUチューブが開きます。
マラケシュMarrākishジャマ・エル・フナ広場でモロッコ交流2017.10.27-28
広場を見渡せる建物の陰の階段には暑さをのがれて、モロッコの人たちが鈴なりで座っている。暑さと疲れで、階段に1人分の席しかなかったが、近づくと、嬉しいことにみんなで少しずつずれて、2人分の席を作ってくれた。お礼にペロペロキャンディーを皆さんに配る。お母さんや弟たちと一緒のGHITA(ギータ)は12歳。学校で英語を習っていて、わたしたちとお母さんや他の人たちの会話の橋渡しをしてくれた
一番最初にわたしたちと交流したのは、右端の白いヒシャブの女性。彼女もお母さんと一緒に来ていて、誰かと待ち合わせをしているらしく、スマホをにぎり締めていた。ただ彼女は全く英語が話せないため、わたしはアイコンタクト(^0^)と笑顔を駆使。nabeさんはガイドブックの会話ページを使って、指さしコミュニケーションをしていた
右側のヒシャブ&帽子のモロッコのおばちゃんはとっても人なつっこくてフランス語でどんどんと話しかけてくる。nabeさんは地図を見せながら、わたしたちが回ったシャウエンなどの画像を披露 いつの間にか、わたしたちの輪の中に、知らないおばちゃんまで入って来る。ペロペロキャンディーを上げて、モロッコ交流の輪がどんどんと広がる(^0^)
待ち合わせのパパがやってきて、パパがママの隣りに座ると、GHITA(ギータ)を中心にアラビア語の会話がポンポンと飛び交った。今回の旅で一番印象に残った大切な想い出のひとつだ(^0^)
マラケシュMarrākishモロッコを丸ごと?ジャマ・エル・フナ広場2017.10.27-28
100以上の屋台がずらりと並ぶ様は圧巻。屋台には番号がついている。屋台近くを歩くと、すぐさま呼び込みのお兄ちゃんに捕まる。「ナンバーワン」と言いながら、自分の屋台の番号を私達に覚えさせる
豚の頭がずらりと並ぶ屋台。ここで豚の頭に挑戦したかったが、あえなくnabeさんに却下される 広場でギータと再会。手のひらにボディペイントのヘンナを描いてもらっていた
マラケシュMarrākishエスカルゴ(カタツムリ)を食べる2017.10.27-28
エスカルゴ通りと名付けたいほどに、エスカルゴの屋台が並ぶ。店先にカタツムリの絵がかかっているので、すぐわかる。エスカルゴは人気らしく、女性もよく食べていた。小1杯5DHで60円ほどと安い
ヒシャブをかぶった女性の隣りに座って、「スモール ワン プリーズ」とオーダー。すぐに、おじさんが山盛りのエスカルゴがたっぷり入った7、8cmほどの小さな器を手渡してくれる。隣りの女性のマネをして、楊枝でエスカルゴの身を取り出し、テーブルの前の白いプラスティック箱(右下の画像)に殻を捨てる。エスカルゴは小粒だが、スープによく漬かっていて、おいしい。スープは香辛料たっぷりのうまみが出ていて、飲むと体も温まった。nabeさんに「大丈夫だってば」と、2匹あげると、黙って食べていた。隣の女性はなんと、お代わりしていた
マラケシュMarrākish豪華バヒア(バイヤ)宮殿2017.10.28
バヒア宮殿は、モロッコのアルハンブラ宮殿とも言われ、広大な庭園に4人の妃と24人の側室の部屋を配した豪華な建物 白い壁の回廊には4人の妃の部屋
漆喰彫刻と幾何学模様の装飾が見事。天井にはアトラスシーダの彫刻。アトラスシーダはヒマラヤスギ科に属する、アトラス山地を原産地とする杉
マラケシュMarrākishサアード廟の霊廟2017.10.28
12本円柱の間。昔の王朝の歴代の王様が眠っている。なんでも1900年代に空から発見されるまで、閉ざされていたため、古いまま保存状態が良く残っている。数百年前の精密な建築様式で、特に手作業のモザイクタイルの素晴らしさが際立つ
マラケシュMarrākish神学校ベン・ユーセフ・マドラサ2017.10.28
きめ細かな漆喰装飾
細密な彫刻やイスラム式のアーチが見応え。特に中欧の噴水の庭と、そこに写る周囲の美しいモザイクの施された壁が芸術的 二階の窓から二人の小さな天使が顔を出す
マラケシュMarrākish市民でにぎわう旧市街メディナのスーク2017.10.28
旅の道中、一番興奮するのは市場(スーク)。市民にまぎれて、その国の食べ物や品々に触れることができるからだ。おもしろかったのは、スパイスを売るお店に必ずある、とんがり帽子のような大きなスパイスのディスプレイ。実は、下に型があって、表面を塗り固めている飾りだそうだ
農業国モロッコで作るバナナは主に輸出して、食用の小さなバナナを輸入しているという 手先の器用なお国柄なのか、針仕事や器具の直しなど、小さな店先で働く男性が多い
バラやミントなど、さまざまな植物を乾燥させた香辛料は種類も豊富
マラケシュMarrākishレストランCHAHRAMAREのケバブ2017.10.27-29
アラビアンな雰囲気たっぷりのマラケシュの旧市街のレストラン「CHAHRAMARE」で、いろいろな野菜のモロッコサラダに、羊肉と鶏のケバブ、揚げ春巻き(特に美味)に舌鼓
マラケシュMarrākishグランド・モガドール・メナラ2017.10.27-29

5つ星だけあって、グレードが高く、快適に過ごすことができた

ほとんど六本木のような街並みがホテルの窓から臨める
食事はブッフェスタイルで、品ぞろえも豊富。朝はおいしいオムレツを作ってくれる。ホテル正面から徒歩10分ほどで大きなショッピングセンターMenara Mallがあり、買い物に便利。ジャマ・エル・フナ広場まで徒歩30分ほど
マラケシュMarrākish今回の旅のナイスガイNo.1は彼!2017.10.28
今回の「ナイスガイ!ナンバー1」はやっぱり、このランプ屋のお兄ちゃんだ。絵葉書を変更するため、水で切手をはがしたら、新しい絵葉書に切手を貼るのに、ノリが必要になってしまった。文房具屋を探したが、観光地なので見つからない。それらしき店で、ジェスチャーで聞いてみるが、皆、首を横に振るだけだ。ほとほと困ってしまった。最後の店主は言葉が通じず、はす向かいのランプ屋を指さした。ランプ屋の男性に、ジェスチャーでハガキに切手を貼るしぐさをしたら、彼も他の人たち同様、「なめろ」とぺろりと舌を出す(笑)。ノーノ―と言って、切手がユーストであることを説明すると、英語のできる彼はやっと全てを理解してくれた。アラビア語でノリと書いたメモを手渡し、売っている店まで教えてくれた。上の写真は、ノリをゲットできて、彼にお礼を言いに行った時の画像だ。nabeさんがボールペンを数本渡すと、喜んでくれて、「おーい、ボールペン、もらっちゃったぞ~」みたいな感じで、向かいの雑貨屋さんに向けて、ボールペンを振りかざしていた
ランプ屋のお兄ちゃんのアラビヤ語のメモ メモを渡すと、さっとノリを出してくれたお店
※ただし、後日談がある。ノリの蓋をあけ、指先にノリをつけ、切手にぐるぐる塗り付けて、葉書に貼ると、ぴたりと切手が貼りついて、nabeさんと大喜び。その瞬間、指先がゴワゴワするのに気づいた。買ったのはセメダインだったのである(^-^;。紙文化の日本だからノリはあるが、モロッコにはきっとノリはないに違いない(^-^;

次は 10.芸術家に愛された港町エッサウィラEssaouira

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