2014.12.10
No.16

血液検査で、ここまでわかる!

10月に行った人間ドックの血液検査で、思いがけず肝機能の数値が高いことが判明。ただ今、お酒もほとんど飲まず、健康生活を心がけるようになりました。
お陰で102だったガンマGTPの数値も、今では59にまで改善。女性の平均30にまで下げる努力が今も続いています(^0^)。

今回、血液検査のお陰で、早めに肝臓の機能が落ちていることがわかりましたが、実は今では、血液検査で、もっといろいろなことがわかるんだそうです。

脳梗塞や心筋梗塞にかかるリスクまでわかる「LOXインデックス」など、ぞくぞくと新しい血液からの検査法が生まれています。


「LOXインデックス」とは?

「LOXインデックス」とは、脳梗塞や心筋梗塞のリスクがわかる新しい検査法で、脳梗塞と心筋梗塞は、臓器こそ違うものの、原因は同じ動脈硬化と血栓。

そこで、この検査では、血液中にある超悪玉の変性LDLコレステロールと、その受容体であるLOX-1という物質を調べることで、動脈硬化の進行度を初期段階から判定できるんだそうです。

酸化などで変性したLDLが増えると、血管のない内皮細胞にある受容体のLOX-1も増加。その結果、血管に慢性的な炎症がおこり、動脈硬化が加速するんだそうです。

費用は約1万2000円ほどで、全国の医療機関でも実施されているそうです。


「LOXインデックス」の検査の詳細

この検査では、リスクを4段階で判定。
この数値が高い場合は、超音波で血管内を映す「頸動脈(けいどうみゃく)エコー」などの検査を更に行い、リスクを判定します。

検査結果により、適度な運動、魚や野菜の摂取など、動脈硬化を防ぐ生活を指導されます。


がんの血液検査も登場

やっぱり、一番怖い病気は何といっても「がん」。
このがんの血液検査は「アミノインデックスがんリスクスクリーニング」と呼ばれている検査方法で、1回の採血で、胃ガン、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮・卵巣がんについて、実際にがんにかかっているかどうかを調べることができます。

味の素と一緒に、この検査法の開発に取り組んできた三井記念病院総合健診センターによると、「がんになると、20種類あるアミノ酸の血中濃度が、健康時に比べて変化するので、その違いを解析して、各がんのリスクを評価する」んだそうです。

アミノインデックスがんリスクスクリーニングの費用は約2万円前後。

ただし、正確な診断には、内視鏡やMRIなどの精密検査も併用されます。

すい臓がんも来年から対象となるそうです。

将来、血液検査で、可能性を絞ることで、効率的にがんをみつけられる「がん検診の近未来型」だと期待されているそうです。


認知症の兆候も血液検査で調べられる

認知症の予備軍でもある軽度認知障害(MCI)になっているかどうか調べる「MCIスクリーニング検査」というものもあると知って、びっくりです。

まだ認知症の自覚症状がない段階で、いち早く軽度認知障害を見つけられるそうです。

「アルツハイマー病では、アミロイドβという原因物質が発症の20年近く前から徐々に脳内にたまっていきます。つまり、検査では、このアミロイドβの排出などにかかわる3つのたんぱく質の変化を調べて、MCIのリスクを判定するわけです。

MCIはほおっておくと、5年で約半数が認知症に進みます。
つまり、どれだけ早くMCIを見つけるかで、認知症へ進まないよう、症状を薬などの服用したり、運動や食事、脳トレなどで、発症を予防することができます。


うつ病も血液検査でわかります


うつ病かどうかも血液検査でわかるようになったそうです。

うつ病では、血中のリン三エタノールアミン(PEA)濃度が低下することを発見し、これにより、90%以上の精度で、うつ病を診断できるようになったそうです。

早期に発見できることで、薬の選択や治療効果も正しく判定できるようになり、治療に要する期間も短縮しました。


今後の血液検査の将来


新しい血液検査の開発が盛んになり、「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」や、メタボ検査も来年から開始されるそうです。

血液検査でいろいろな病気を早期に見つけることができれば、たくさんの人たちが病気にならないよう、薬を飲んだり、運動や食事に気を配り、発症を食い止めることができます。
これからも益々の現代医学の発展を願わずにはいられませんね(^^)。

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