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2 がん細胞を光らせて切除 2022.2.16
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高知大学医学部光線医療センター
※イラストはネットより拝借(以下同様)
レーザー光を当てて、がん細胞を光らせて効率よく切除する治療法が実用化されている。がんを確実に発光させる技術の開発や、機器の改良、副作用の軽減など、安全性の向上も進んでいるという。
開発しているのは高知大学医学部光線医療センター。では、光線医療の今の現状を紹介します。

がん細胞が光るメカニズム
天然アミノ酸の一種「5-アミノレブリン酸」を服用した患者のがんにレーザー光を照射すると、がん細胞内に蓄積された蛍光物質が赤く発光するのだそうです。内視鏡下で、この光を頼りに電気メスを使えば、数ミリ程度の小さながんや平たい形状のがんなども過不足なく切除できます。

そのため、患者の負担も小さく、取り残しによるがん再発も抑えられ、若手医師でも、熟練者並みの精度で切除できるという利点もあり、がん診療の新たな選択肢として、注目されているのです。

光線医療による手術も実施中
脳腫瘍やぼうこうがんの光線医療はすでに保険適用されており、各地の大学病院など、1000箇所以上で診療が受けられるようになっており、ぼうこうがんでは、昨年末までに、全国で約1万9000例の光線医療が実施されたそうです。

光線治療の改良が進んでいます


※がんのできる仕組み
光線の照射で正常な細胞まで光ってしまう「偽陽性」をどう防ぐか、また、がん細胞が発光する時間をいかに長くするかが、今後の改良すべき点だそうです。

また、5-ALAの服用で低血圧症や光線過敏症、肝機能の低下などの副作用が見られる場合もあり、より安全な薬剤の開発も重要だそうです。

ぼうこうがん以外の部位のがんへの応用が目標
04年に日本で初めてぼうこうがんの光線医療で臨床試験を開始した高知大は、次のステップとして、異なる部位のがん治療への応用を目指しています。高知大の教授は、「尿管など上部尿路や肺中皮腫などのがん治療の治験に着手したい」と言っています。

新たな最新がん治療法

がん治療では、光線医療の他、光線照射によってがん細胞が嫌う活性酸素を発生させ、がんを死滅させるという一歩進んだ治療法にも期待が集まっているそうです。
そのため、レーザー発生装置の性能や安全性を高める研究が進行中とか。

また、光線医療センターでは、色素の一種であるインドシアニングリーン(ICG)を使って、血管やリンパ管を光らせる医療技術の研究にも取り組んでおり、一部の診療では保険も適用されているとか。

他にも、光線医療の現場では、さまざま新たな研究が行われているそうです。着実にがん治療にも現代医学が貢献し始めているようです。
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