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7 うつ病も体内のウイルスが影響 2020.7.1
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※イラストはネットより拝借
人間の健康体にもたくさんのウイルスが潜んでいるという東京大学チームの研究発表を、6/22のえとせとらに紹介しましたが、東京慈恵会医科大学が今回、人の体にひそむウイルスがうつ病の発症に関わることを発見しました。

まず、大規模な遺伝子研究を行ったところ、ヒトの遺伝子の中には、うつ病の原因となる遺伝子は発見できなかったそうです。そこで、研究チームは、ほとんどすべての人に潜伏感染しているヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)を研究し、ヒトヘルペスウイルスがうつ病の要因になることを突き止めたのです。

「ヒトヘルペスウイルス6」というウイルスに注目
東京慈恵会医科大学の研究チームは、身体が疲れると、唾液中で増え、鼻の奥にある脳の一部に達し、特定のたんぱく質が作られることを発見。そのたんぱく質を作る「ヒトヘルペスウイルス6」に注目し、そのヒトヘルペスウイルス 6が持つ、うつ病の原因となる遺伝子「 SITH-1」 を発見しました。

SITH-1 は脳のストレスを亢進 させ、うつ病を発症させる作用があり、うつ病と診断されない程度の軽いうつ症状 にも影響していることがわかりました。

人の唾液の中や匂いの情報を伝える脳の嗅球(きゅうきゅう)などに見つかる「ヒトヘルペスウイルス」。マウスの実験で、ウイルスの嗅球での働きを調べ、ウイルスの遺伝子「SITH-1」からできたたんぱく質が細胞死やストレスを招き、うつ状態を示す行動につながるとのことを発見しました。

うつ病患者の約8割が血中にウイルスのたんぱく質に結合する抗体をもち、ウイルスに感染していたことが判明。通常の人の場合は約2割しか、血中のウイルスのたんぱく質に結合する抗体はなかったそうです。

遺伝子「SITH-1」は疲労とうつ病をつなぐ鍵

研究チームは、「SITH-1」遺伝子がうつ病の発症に大きな影響を持つ遺伝子であることを突き止め、「SITH-1」のもととなる唾液中のヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が疲労によって増加することを発見しています。つまり、「SITH-1」は疲労とうつ病をつなぐ鍵になると考えられています。

今回見つけた発症メカニズムである「ストレスの増強」だけでうつ病発症を説明することができないものの、更なる探求で、うつ病の正体を明らかにし、根本的な治療法の開発につなげたいと、研究グループは論文の最後を結んでいました。

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