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早くも「健康」のことが気になる年代となりました(^^;)。健康は小さな心がけの積み重ね。いろいろな人たちの知恵を結集して、健康生活を送れるよう、ご一緒に考えませんか?(^−^)
10 ためしてガッテン!の「脳梗塞では死なないぞ」(2013.6.4)

時々見ている番組「ためしてガッテン!」。切り口の角度が違っている点や、最新の情報を取り入れている点、実際にお医者さまがいらして、わかりやすく説明してくれる点など、なかなかよくできている番組だなと思ってみてました。

今回見たのは「脳梗塞では死なないぞ」。
いろいろな後遺症を残す脳梗塞。でも、倒れて4時間以内だったら、特効薬があるんだそうです。結構知らない方もいらっしゃるんじゃないかしら。

でも、残念なことに、その特効薬を使った人は、実際には5%ぐらいだとか。
なぜ5%しかいないのか、どのようにして、脳梗塞になった時、特効薬を使えるようにするのか、など、「ためしてガッテン」の番組ネットからさぐってみました。


まずは「脳梗塞」についての知識について

年間20万人の発症が推定されているそうで、5年以内に亡くなる人はおよそ40%、寝たきりや日常生活に介助が必要な状態の人はおよそ20%という、ちょっと恐ろしい病気です。

脳梗塞は、脳の動脈の内腔(ないくう)が途中でつまってしまって、その先に血液が流れなくなってしまう病気で、血液の供給を受けられなくなった脳の部分が、酸素不足におちいって死んでしまい、脳のはたらきが低下したり、失われたりしてしまいます。

この脳梗塞には、@脳血栓(のうけっせん)症、A脳塞栓(のうそくせん)症(心原性脳塞栓(しんげんせいのうそくせん) B出血性脳梗塞(しゅっけつせいのうこうそく)の3つがあります。

@脳血栓(のうけっせん)症とは?

簡単に書くと@脳血栓症は、いわゆる血栓(血液のかたまり)が血管の内腔につまってしまった症状です。

また、脳血栓症には、@アテローム血栓性脳梗塞(けっせんせいのうこうそく)とAラクナ梗塞(こうそく)の二つの症状があります。

<アテローム血栓性脳梗塞(けっせんせいのうこうそく)>
脳に酸素や栄養を運ぶ太い動脈(主幹動脈)の内腔に、血栓によって狭窄(きょうさく)や閉塞がおこるもの。

<ラクナ梗塞(こうそく)>
実は、人間ドッグで、わたしもnabeさんもこのラクナ梗塞が見つかりました。
多分、年代が高くなると、ほとんどの方に多少のラクナ梗塞があるんだと思います。

ラクナ梗塞は、脳の深部にある数百μm(マイクロメートル)(1μmは1000分の1mm)の細い血管が閉塞する症状で、症状が軽いのが特徴です。経過をきちんと見守っていれば、普通の生活をしてもなんら問題はありません。


A脳塞栓(のうそくせん)症(心原性脳塞栓(しんげんせいのうそくせん)について

脳塞栓は、脳以外の部位に発生した血栓、細菌、腫瘍(しゅよう)、脂肪、空気(の泡)などが血液中を流れてきて、脳の動脈にひっかかってつまってしまう脳塞栓です。
ほとんどが、心臓で発生した血栓などで、そのため「心原性」と呼ばれています。


B出血性脳梗塞(しゅっけつせいのうこうそく)について

脳梗塞をおこしても、つまった血栓が自然に溶けて、再び血液が流れ出し、再開通する場合があります。ただ、つまってから6時間以上たってから再開通してしまうと、閉塞されていた部位から先の動脈が血流の途絶えにより障害を受けていることが多く、血流が再開することで、弱った動脈壁から血液がにじみ出て脳の中に出血してしまいます。
それが、出血性脳梗塞です。

心原性脳塞栓が発症してから数日後に多くみられるそうです。


脳梗塞には特効薬「t-PA」(アルテプラーゼ)があります!


脳梗塞を起こすと、半身マヒなどの重い後遺症が残ったり、命を落としたりします。
先にも書きましたが、60%近くの人が、命を落としたり、重い後遺症に陥っています。

でも、脳梗塞の原因である、脳の血管で詰まった血の固まりを溶かすことができたら、脳梗塞を改善することができます。実は、その血の固まりを溶かすことができる、夢のような特効薬があるんです。その名が「t-PA(アルテプラーゼ)」。

ところが、この「t-PA」を実際に使ったケースは20万人のうち、わずか1万人ほどしかないのです。

それは、この薬には「4時間半」という時間的制限があるためなのです。
では、なぜ特効薬「t-PA」を使えないのでしょうか?


「正常性バイアス」のために、時間オーバーになってしまう

人間には本来、「正常性バイアス」というものがあって、何かおかしいと思っても、自分ではたいしたこがない、と調整してしまう機能があるそうです。

それは、身の回りで起こるさまざまな危険などを全て気にしていたら暮らしていけないので、わざわざ危険に対する感度を下げるよう、心が働くようになっているんです。

その「正常性バイアス」があるために、脳梗塞の症状が出ても、自分ではたいしたことがないと考えて、見逃してしまう訳です。

そのために、すぐ使わなくてはいけない脳梗塞の特効薬「t-PA」の制限時間に間にあわず、せっかくの特効薬が役に立たなくなってしまうのです。


では、特効薬「t-PA」を使えるようにするには

脳梗塞をいち早く発見する必要があります。本人はたとえ症状に気づいても正常性バイアスが働いて、見過ごしてしまいがちなので、普段そばにいる家族や友人などに気づいてもらうことが一番の最善策です。

危険を外から見ている他人は、正常性バイアス機能にかかりにくいからです。


脳梗塞を見逃さないための3つのチェック

1.顔のまひ(Face)
2.腕のまひ(Arm)
3.ろれつが回らない(Speech)
をチェックします。

イギリスでは、身近にいる家族や友人をターゲットに、脳梗塞の典型的症状を啓蒙するキャンペーン「Fast」によって、年間約2000人ほどだった「t-PA」の使用者数が約1万3000人にまで拡大したそうです。

日本でもイギリスのキャンペーンのような啓蒙活動を、小・中学生を対象に試験的に行っています。

怖い脳梗塞、でも、たとえ脳梗塞が起こったとしても、周りの目で早期発見して、特効薬「t-PA」で治せるのだということをぜひ覚えておいていただけたらと思います(^^)。

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