その1
今回、印象的だったのは、四六時中、カルガモ親子を見守るボランティアの方たちの姿でした。

その日、わたしが出会ったボランティアの方はお二人。一人は女性でした。
彼女が金網の前に立っているのを見つけると、真っ先に母鳥がヨチヨチと金網越しにやってきて、後ろから子ガモがどやどやと(^^)。
「危ないから早く帰りなさいね」という彼女の言葉にも、母鳥は首を長くするだけ(^^)。
なんだかとってもうらやましい光景でしたね。

もう一人は男性。ひょうたん池を覆う樹木にヒナをねらってカラスが飛んでくると、ゴム鉄砲でカラスを追い払っていました。ひょうたん池にはトンビも来るそうです。それから、思いがけなかったのですが、蛇もヒナを襲うのだそうです。大人の背丈ほどの蛇もいるとか。

都会のカルガモは車や猫が天敵だそうですが、小金井公園のカルガモの天敵はカラスにトンビに蛇。ということは、このあたりにはまだまだ自然が残っているという証拠かもしれませんね(^^)。


帰る途中のわずか10分ぐらいの間に二人の女性に、カルガモのいる場所を尋ねられました。

左の公園マップの赤い円のところがひょうたん池です。

小金井公園の正面ゲートをまーすぐに北方向へ歩いていけば、ひょうたん池があります。
ただし、まるで、公園出口のように見える場所があって、一瞬不安になりますが、左手にゴルフ場があったら、その坂道で正解です(^^)。

木々がこんもりとして、ちょっと薄暗い坂道を下り切って、右手に、上の写真「都立小金井公園地図」が見えたら、そこから右手に入ってください。すぐに目の前にひょうたん池が見えるはずです。
ひょうたん池は樹木に覆われていて、ひっそりとしています。
真ん中の木枠がカルガモ親子の住みかなんですよ。

住みかのアップ写真です。

カラスの襲撃を避けるために上部に網が張ってあります。
一連の白いお札みたいなものが付けられていたんですけど、えさ袋かしら?(^^;)

この住みかで、ヒナや親鳥が羽の毛づくろいをしたり、うとうとしたりしていました。
11ぴき全員の顔写真です(^^)。
どうです、大きくなったでしょ?

褐色がかった産毛に幼さを残すものの、機敏な動作はもうすっかりお姉さんお兄さんに成長した証でしょうか?

双眼鏡のおじさんに、「もうあんなに大きくなったんだから、安全ですよね?」と聞いたら、まだまだカラスに食べられてしまう危険性があるのだそうです。

「カラスは鳩だって襲うからねぇ」とおじさんに言われて、納得しました。

カルガモ親子を見に行こう!その2 小金井公園のワンショット  
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