2021.12.21
No.11


ショパンを愛するピアニスト反田恭平さん

※画像はネットより拝借(以下同様)
数年前、佐渡豊さんのコンサートに出掛けた時、二部で反田さんが出てきて、ピアノを披露してくれた。モサッとした青年が出てきて、几帳面な鋭いタッチの旋律があふれ出て、拍手喝采をもらっていた。

でも、その頃はまだ、反田さんは無名。佐渡さんがとても気に入って、有望なピアニストとして、自分のコンサートに招き入れたのだった。

程なくして、反田さんは次々とコンクールで頭角を表し、今年、10月に開かれたポーランドのショパン国際コンクールで日本歴代最高に並ぶ第二位を獲得して、ついに「ショパニスト」という称号を得た。今では、日本で最も注目されるピアニストだ。

素敵な夢を追う反田さん

 
将来は指揮者になりたいそうだ
見かけと違って、反田さんはまだ27歳。その27歳の若者が忙しい演奏のかたわら、会社を作ってしまったことにまず驚く。そして、その会社を作る動機がこれまたすごいのだ。

今の現状では、若い演奏家たちの収入も、活動の場も少ない。そんな若い演奏家たちを支援するための会社なのだ。資金が自己資金というのにも頭が下がる。次々に、若手の音楽家に声をかけては、世界に羽ばたくオーケストラ結成の夢が拡がっていく。

最終的には、反田さんは学校をつくりたいそうだ。
16年の夏、留学先のモスクワで寝ていた時、子供たちに囲まれ、『先生、先生』と慕われる夢を見たとのこと。目覚めた時、涙が流れていたそうだ。その時に「やるべきことはこれなのかな・・・。俺、学校をつくろう」と思ったのだ。

自らの会社を大きくし、利益を積み上げ、世界的な音楽院を作ることを目標に、反田さんの夢は大きく拡がっている。

追加:反田さんの普通だった生い立ち

 
高校時代の反田さん(ネットより拝借)
反田さんが育った家庭はサラリーマンの父と主婦の母という普通の家庭。母がエレクトーンを弾いていたことから、小さい頃から鍵盤には触れていたというが、小学生の頃、反田さんが夢中だったのはサッカー。なんと、本格的にピアノを始めたのは12歳だったという。つまり、英才教育ではなく、普通の環境で育った人なのだ。

ただ、14歳で早くも日本クラシック音楽コンクールで最高位を獲得。高校では第81回、日本音楽コンクールで1位を受賞。他にも、数々の国際コンクールで賞を総なめし、瞬く間に注目される存在になったそうです。


weekly top に戻る アイビーネットのtopページへ戻る