2014.6.14
No.10
 お薬手帳を電子化して、スマホで管理して便利に活用(SUEさん記)

「お薬手帳」とは?

国内の保険薬局や医療機関で調剤された、薬の履歴(調剤履歴)をまとめている手帳のことです。

薬剤師がその手帳を見れば、その人の病状や既往症などを推し量ることができ、薬の飲み合わせの事故を防いだり、災害時や外出先で倒れた時にも、医療機関で重要な情報になります。

スマホならば、震災時に威力を発揮!

常に携帯してこそ意味があるお薬手帳ですが、常時持ち歩いている人はまだ少数派です。
震災時、お薬手帳を持って逃げた人は、薬の服用歴や常用の薬がすぐにわかり、その有用性が注目されましたが、現実には、自宅に置いたままの人のほうが圧倒的に多かったそうです。
ただ、お薬手帳は持って出なかったのに、携帯電話を持って出た人がほとんどだったため、それで、お薬手帳を、「電子化」し、スマホと一体する、お薬手帳の電子化の取り組みが始まりました。

「電子お薬手帳」はこんなに便利☆★☆

お薬手帳を電子化すると、さまざまな機能を追加することができます。

◆アラーム機能◆
自分の生活時間を入力しておけば、お薬情報に合わせて服薬時間をタイマーで知らせてくれる機能で、飲み忘れを減らすことができます。服薬忘れで治療効果が出ないことも多いので、状況をみて投薬方針を検討することも可能です。

◆情報保管◆
過去数年分のお薬情報が保管できるので、常用薬を頻繁にもらう人でも紙の手帳が膨大になることなく、コンパクトにたくさんの情報が保存できます。長年に渡るお薬情報が入っていれば、薬剤師にとって既往症や副作用などの状況がわかり、大いに参考になります。

◆複数人の情報管理◆
自分のスマホ一台で、何人ものお薬情報が管理できるので、育児や介護で必要な家族の情報を、簡単に把握することができます。

◆ネット検索が可能◆
薬名からインターネット検索ができるので、効能や副作用など知りたい情報がすぐにわかります。


現状とこれから∞

ただ、今はまだ、「電子お薬手帳」を利用できる薬局が少なく、大手薬局チェーンなどに限られていますが、それでも少しずつ、電子版の環境は変わりつつあります。

お薬情報のQRコードの標準フォーマットが決まり、厚生労働省もこのQRコードの活用の推進を薦めています。
読み取る仕組みはほとんどのアプリで共通なので、今はいろいろな業界がシステムの開発を進めています。

今年4月からは、薬局のシステムも更新され、システム上は、全国で電子版を使える環境が整いました。更なるスマホの電子化の実用促進を期待したいところです。

将来、お薬手帳は単なる薬の記録帳ではなく、手元に置いておける「マイカルテ」になるでしょう。
そして、自分と家族の健康管理のために、スマホの「電子お薬手帳」がどんどんと活用できる日もそう遠くはないかもしれません。

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