2016.7.29
No.10

日本の長寿一となった長野県の取り組みで学ぶこと(日経7/28)

日経でまたも役に立ちそうな記事を発見しました。

以前は日本で脳卒中が2番多いという不名誉な記録を持っていた長野県が、どうして、日本の長寿一の県になることができたのか。長野県が実践した取り組みを再確認することで、わたしたちの日ごろの健康作りに役立つヒントがいっぱい見つかりそうです。

記事自体、長くないので、今回は記事をそのまま、紹介することにしました。


平均寿命日本一の長野県は、がんの死亡率でも最も少ない県となりました!

長野県は、日本一の長寿の県です。しかも、がんによる死亡数も、最も少ない県になっているそうです。

長野県は、人口が減少傾向にあり、高度な医療機関も少ない伊那、飯田、木曽といった医療圏で、がんの死亡数が少ないという不思議な特徴をもっています。

それはなぜなのか、どういう理由があるのか、気になりますよね。
では、日経の記事をそのまま紹介させていただきます。


かつては、日本で二番目に脳卒中が多かった長野県

 
かつて、日本で脳卒中が一番多かったのが秋田、二番目が長野県という時代がありました。

長野県民は最近まで、野沢菜などの塩辛い漬け物の摂取が多く、若い世代の脳卒中も多かったのです。

秋田県は、県立脳血管研究センターなど、高度で専門的な医療機関の整備を進めました。しかし、いまだ、脳卒中による男性の死亡率が全国3位(2010年)で、がん死亡率も第4位に甘んじています(2012年)。

一方、長野県は財政的な問題もあり、高度医療への投資は限定的でした。
人口10万人当たりの医師数は、全国33位、病床数は35位にとどまっています。

その分、長野県は、予防医学に熱心に取り組んだのです。
保健師の数が多いばかりか、住民の中から、保健師の活動を助ける「保険補導員」が組織されました。


予防医学に取り組む長野県

さらに、保健所の栄養教室の修了者から「食生活改善推進員」が選ばれ、住民の食生活の改善を中心に、健康作りのための実践活動の輪を広げました。

その結果、長野の男性県民の脳卒中死亡率は全国3位から13位へと大きく改善しました。

栄養や保健に関して、長野県が熱心に取り組んだ活動の結果、県民の生活習慣は大きく改善されました。

菜摂取量は都道府県中トップで、肥満やメタボリックシンドロームの人の割合、喫煙率も低くなりました。


長野で実践した予防医学に学ぶこと
長野県は、65歳以上の高齢者が全国で一番働く県で、社会活動・ボランティア参加率も上位にランクされています。

また、精密機械関連の工場などの誘致が進んで、県民所得が高いのです。
経済が安定していることが、健康長寿にプラスになっていることはまちがいありません。

生きがいを持って、長く働きながら、健康的で経済的にも安定した生活を続ける。こんな当たり前のことが、がんの死亡数を減らして、健康長寿をもたらすのです。

がん治療の高額化が話題になる今、長野県の成功に大いに学ぶ必要があると思います。

                                            (東京大学病院準教授 中川恵一氏)

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いかがですか?
予防医学で健康長寿を達成した長野県の取り組み、これこそが今の日本の手本になるのではないでしょうか?
超高齢化社会に突き進む日本、長野県の取り組みをどんどんと身近で実践していきたいですね。

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